2025年遅ればせながら今年も一年よろしくお願いいたします

改めまして皆様明けましておめでとうございます

お久しぶりの投稿となってしまいました。サボっていたわけではありませんよ。まずはこのブログを読んでくれている皆様がどうぞ良い一年をお過ごしいただけるように願っております。年末は本業である飲食業の方が有難いことに忙しくさせていただきました。年始は国内の旅が恒例となっておりましてまだ知らぬ日本の地に足を踏み入れておりました。

サーファー達の楽園レンボガンアイランド

バリ島から少しだけ離れた小さな島国、青い海、綺麗な砂浜、数少ない地元の漁師達、手付かずの自然、世界各国からの旅人という不思議な魅力を持つ場所である。寝床のバンガローに荷を下ろし、この小さな島を散策に出る。歴史的建造物や、おしゃれな店など特別な見所があるわけではない。あるのはただ自然。海が目の前に広がり繰り返し波を打つ。遠くの方ではサーファー達の姿が見える。鳥の音と波の音。聞こえてくるのはそれくらい。一瞬だけ、何でここにいるのかを忘れるくらい何も考えなくなる空間だった。何となくサーファーでもないのに、遥か遠い異国からここに来たくなる人たちの気持ちが分かった。旅の喧騒も、街の喧騒も、人々の生活や仕事の慌しさも何もなく、ただそこは自然の音が遠くに響くだけ。1日目は歩いて近くの海や、砂浜、細い道を散歩して、夜になりバンガローで軽い夕食を取り、眠りについた。

二日目にはこの島ごと散策したくなり、バンガローで営んでいるレンタルバイクを借りてフリーでもらった島の地図を見ながら一周することにした。そんなに大きな島ではないので、バイクで一周しても半日もかからない。とりあえず今いるバンガローを北に行き島の最北を目指した。そこから南下してくるルートは勿論来た時とは逆の道である。最南端を目指す途中に橋が見えてきた。今現在は立派な橋ができているのだが、当時は今ほど頑丈な橋ではなく少し渡るのには勇気が入った。そして渡り終えるとそこはチュニガン島なるまた違う島になった。さすが17500以上の島で構成されている国だけはある。チュニガン島はレンボガン島より小さく、同じように自然豊かな島であった。

気をつけていても油断禁物 遂に遭遇!用意周到な置き引き犯!

チュニガン島を後にし南下を続け、一蹴をしながら宿泊先のバンガローに戻ろうとしていると、断崖絶壁の岩場に大きな波が打ちつけ、凄い音と波しぶきを上げている場所があった。それは凄い光景でバイクを停めて少し岩場を歩き波打つ近くの方へと歩いていくと、このバイク一周レンボガンの旅で初めて現地の人から声をかけられた。まず人がいた形跡のないところからいきなり人が1人で歩いて来たことにも驚いた。その男は10代後半くらいに見える若い男だった。英語で話しかけて来た。断崖絶壁と波打つ場所を背景に写真を撮ってあげるよと。このレンボガン島に来て自然に癒され、島の静けさに旅の緊張感が少し薄れていたのだと今ならば思うがその時は、相手は一人きりでこちらも警戒心をあまり出さずにあありがとうと彼の言葉に甘えることにした。すると彼はこっちに絶景のポイントがあると案内しいようとした。足場はとても歩きづらい岩場。写真を撮る時なので背負っていた小さなザックを下ろしていたのに、案内されたところからザックは見えていたので気にせずに、ザックを置いたまま、彼に従った。そして背中をこっちに向けて正面をこっちにと指示された通りに体の向きを変えて、本当に1分もしないうちに撮り終えてすぐにザックがあるか確認したが、そこには元のまま置いてある。少し心配しすぎたかと思いながら中身を確認し、荷物も財布にお金があることも彼に気づかれない程度にさりげなく確認して写真を撮ってくれたお礼をしてその場を離れようとすると私がしていたサングラスを出会った記念にくれないかと言われた。そんなに高価な物でもないし、バリ島中にサングラス屋さんはあるので少し考えたが、彼の親切さのお礼に分かった、良いよとサングラスを渡して、彼と別れた。

その後夕陽がとても綺麗に見えるカフェのような場所で少し休み、沈みゆく夕陽を眺め帰路に着いた。旅中に必ず確認するその日1日の使用した金額とバッグなどの中身のチェックをバンガローで始めると5000ルピア足らない。おかしい。1日を振り返る。こんな額を使っていない。まず財布や荷物を手元から離していない・・・あの時だ!!あの時の彼は1人ではなかったのだ!私が写真を撮る向きを決められてザックから目を離された時に財布の中身からすぐには気づかれないように中から一枚だけ抜き取られたのだ。そのうえサングラスまでプレゼントしてこれは本当に後の祭りである。旅中のどこの国でも現地の人から犯人を探す、ましてや自分でなんて相当に無謀なことであり、何よりも時間のロスが大きいのである。今回は本当に自分の油断や、隙を付かれたので勉強代として諦めた。何よりも命は無事なのだ。帰ってきてゆっくりと地図を見て置き引きにあった場所の名前がDevil’s Tears「デビルティアーズ」悪魔の涙………という事を知り、いやわてが泣きたいわっ!!悔しいが泣き寝入りしかないのである。とこの日は悔しくて寝るのに珍しく…..やはり時間はかからなかった。(いつも通りなんかーーーいっ!!)

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