時間も人も何も気にせず過ごせる離島
次の街をどうするか考えながらサヌールビーチを歩いていたら、小さな案内所のようなところを見つけたので、そこのスタッフらしき人にサヌールから行ける良い場所はないか尋ねてみた。すると少し離れた所にレンボガンアイランドがあると教えてくれた。とても美しい海とビーチがありお勧めですとのことだった。それなら次はそこに行こうと決め、そこが手配してくれたスピードボートで40分ほどで着くという。待ち合わせ時間に合わせて、そのスピードボートとやらに初めて乗るとその小ささと、不安定さに内心これでスピードが出るのか、無事に着くのかと少し不安になった。現在はボートというよりも小型の船くらいの安定と搭乗できる数、それはそれは安心なものであるが、その当時は乗れて20人、小さなボートにエンジンを付けて、スピードを出して安定を取り一気に離島まで走り抜く。そして定員が最大になると、一気にエンジンをかけ、スピードを出していき、徐々に視界は広くなり、常に一定の水しぶきを上げながらどんどんスピードを上げていく。この一定のリズムによって徐々に私の気持ちが悪くなってきて、船酔いをしてしまったその瞬間約40分経ち何とか離島に到着した。
島国からその先の離島へ
レンボガン島に着くとやはりまずは宿を探すが、高級感あるホテルやヴィラなどなどお高いところも勿論ある。しかし私はリーズナブルで名前や立地まで良いところを見つけた。そこはバンガローとサーファーカフェ&バーという宿泊客の9割9部が白人だった。着いたばかりで他も宿をそこまで見ていないが、きっとどこもしっかり海沿いの好立地に建てられている。小さいながら少しずつ島自体が観光で成り上がろうとしていた。
この当時この島はほとんどが天然の自然のみしかなく、その自然を楽しむこと、人の穏やかさ、何よりゆっくりと忙しない生活から少し離れ、時間を過ごすことがこの島の醍醐味に感じた。この島の雰囲気、自然を見るためにしばらくこの離島に滞在することにした。
この後この島で、この先長い旅中で唯一起きる置き引きと、窃盗に遭うことになろうとはこの時のわては思いもしなかったのである。(ありがちな先延ばしすなっ!!)
それはまた次のお話で!(別に気にならんわっ!!)
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