デンパサールからウブドへ

Ubud in Bali

心和む大好きになったウブド村

デンパサールの朝は蒸し暑さと、陽の強さ、少しの喧騒で始まった。頭の中にこのバリ島の地図が全く入っていないためこのデンパサールが島のどの辺りで、次に向かう場所や、地理的な効率の良い回り方など全く考えていなかった。兎に角この安いホテルに2日は泊まれない。荷物をまとめて次に向かう土地を考える。この留学と旅以前にわてが勤めていた仕事の関係でバリ島で唯一名前の知っていた土地。勿論行った事はないがそれが「ウブド」であった。まずはそのウブドがどこにあるか知らないが行ってみよう。

ちなみにウブドはバリ州のギャニャール県ウブド郡の村であるそうだ。(絶対もう一回人生で言うことはないであろう)何と言ってもガムラン音楽、バリ舞踏、バリ絵画などなど、芸術の村として知られ(知らなかったけど)観光の盛んな村らしい。

当時村の名前以外知らなかった私は、とりあえず現地の村人も乗合わせなの大きなボロボロのバンでバリ島二つ目の村に向かった。(現在は正規のタクシーやプライベートタクシー、バスなどが主流です)整備もままならないガタガタな砂利道を激しく揺れながら目的地まで突き進んで一時間しない程で大きめな通りでみんな降り始めた。運転手にウブド?と確認し、外に出るとすぐにこの辺りの安宿のスタッフに取り囲まれた。

ホテル?チープ?ジャパン?質問とうちに来い、いやうちの方に来いの小さなやり取りが目の前で繰り広げられている。

すると全然このやり取りに入れないでいる静かそうな、好青年風な現地の子が立っていた。わてはその子に君の宿は近いか聞き、近いと言うのでよし!見せて!とその子と安宿を確認しに行った。

これがわてとウブドでこれから沢山お世話になる青年ワヤンとの出会いであった。

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