初めて自分の目で見たコーヒー豆の産地

Indonesia

バリキンタマーニ ふざけてませんよ!正式名称です!

今日は折角なのでここバリ島で栽培されている、キンタマーニ高原にある断崖でしか収穫できない最高級バリコーヒーについて少し。ウブドにあるコーヒショップでは現地の方が日本語で説明してくれました。よく説明されるのは肥沃なバリキンタマーニ火山灰土壌で育つコーヒーで、豊かなコクと、芳醇な香り、独特な味わいを持つそうですが、大体美味しいコーヒーはそうなんじゃないかなと思うのであまり当てにしません。(おいおい!)そんなことよりも飲んでみて日本人にはこのパンチの効いた名前からは想像できないほど美味しいコーヒーでした。(味の説明下手かっ!)

ちなみにIOC(世界コーヒー協会)によって世界最高のコーヒーとして選定されているのはジャマイカ産ブルーマウンテン、インドネシア産トラジャ(カロシ)、ハワイ産コナ、インドネシア産マンデリン(タケンゴン)、エチオピア産モカの5種類だそうです。そうです!インドネシア産が2種類も入っているのです。インドネシアは珈琲豆の栽培に適しているのですね!

どうせならレンタルバイクでコーヒー豆を見てこようツアー

さぁ!今朝も変わらずワヤンのパンケーキとコーヒーをいただき、軽く用意してキンタマーニ高原へ出発です。ウブドの町を歩いているとすぐにレンタルバイク屋さんがあるので、そこでスクーターを借ります。オーストラリアでもレンタカーで移動しましたから、国際免許証があればすぐに借りられます。ここでは1日いくらという形でした。価格に了解したら、借りたバイクに跨り、颯爽と町を抜け、大自然の山々や、少し離れた民芸品のお店や、畑などが目に飛び込んできます。空気も良く何とも気持ちの良い時間が過ぎます。

お巡りさんのカツアゲ

出発の時に大体あっちの方にあるという大雑把な説明の元バイクを走らせてきましたが、いよいよ人も民家も少なくなり誰かに尋ねようとしていた矢先、お巡りさんがパトカーを止めてこちらを呼んでいます。正直「おお!丁度良かった!キンタマーニ高原の場所を聞こう」と思い近づくと不躾に「ライセンス??ドライバー ライセンス??」と言われ、わては「あぁ!免許証ね!」と取得していた免許証を見せると何やら考えこむ仕草が始まり、首を傾げている。不穏な空気が少しだけ流れ、少し険しい表情のお巡りさんが「このライセンスではダメだ!」と言い出したのだ。いやいやいやいや何でやねん!!国際免許証やぞ!何が悪いねん!オーストラリアでも乗ってきてるんや!と思いっきり詰め寄りたいところではあるが、ここは慎重にいかなければならない。何せ周りに人もいない、民家もない、助けはないのである。いやあなた助ける側ちゃうんかい!!とは思うが、何でですか??と何回聞こうが「ダメだダメだの」一点張りで話にならない。無駄な時間だけが過ぎると次に言われたのが「説明は署で聞こう、署まで来い!」というものだった。国際免許証を持ち、違反もなく、署まで来て説明しろというすでにお昼くらいである、この後どこにあるかも知らない署とやらに行き、何時間拘束されるか分からない。頭の中に浮かんだことは「え〜面倒臭いなぁ〜」である。とりあえず署になんか行きたくないので少しごねると「オ〜ケ〜!オ〜ケ〜!と少し和らいだ口調で言ってきた。何がオーケーやねん!と思ったら悪そうな笑顔と手で数字の5を出すサインをしてるのです。留学中に中国人の友達に言われていた言葉を思い出しピーんときました!!こ、これはカ、カツアゲや、、、50,000ルピアやとー!!凄まじぃ。この時わては旅中の身の危険を気をつけてはいましたが、それは繁華街や、裏路地、夜間や売人、怪しいお店や、人であり、国の人間や国家権力にはあまり警戒していなかったことに気づかされました。これはその勉強代かと自分を納得させて金をちょいギレで渡しその場を行こうとするわてに、そのお巡りさんらしき人(多分本物ですよ)が後ろの方を親指で指差すと、隠れたところに一台パトカーが止まっており、おっさんがこちらにアメリカ映画のようなジェスチャーで「ハ〜〜イ!」とやっていた。ちくしょうグルかと、全然気づけなかった。2人分か•••。もし仮にわてが振り切って逃げようとしてももう一台追いかけてきたかと。人里離れたところで旅における色々な経験を積ませてもらいました。(別に積まなくても良かったけれども)もうきっと何も言われないので、「キンタマーニ高原てどこなん??」とおっさん(言い方)に聞くと「ここだよー!」と周りを指すので見てみると全然知らない間にすでに到着して周りにはコーヒーの木々が生い茂り、まだ赤い実はつけていなかったので気づけなかったのです。「もうとっくに着いていたんかいっ!!」となり、色々な感情が入り混ざり、堂々とおっさんたち(お巡りさんたち)の前でバイクをふかして、何も言われずにその場を後にしました。

町に戻り飲んだバリキンタマーニの珈琲の味はいつもより少し高く、ほろ苦かったです。(やかましいゎ!!)

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