タスマニア島での日々の暮らし

Australia

語学学校を卒業前に、半年間ほど経ったタスマニア島での日々の暮らしを紹介しておきたい。基本的に語学学校は月曜日から金曜日の週5日。タイレストランのお皿洗いのアルバイトは週4日。タスマニア島は週末になると公共施設は勿論、飲食店や一般のお店も休みなところが多い。そのため公園や、自宅でバーベキューをやる人が多く、自宅にはプールや、バーベキュー用の大きなセットを完備している家が多かった。公共の公園にも大きなバーベキューセットがあり、無料で誰でも使用できた。毎週末学校のクラスメイトの誰かしらは食材をみんなで買い込んでバーベキューをしていた。公共の場が週末休みのためか、週末にはマーケットが開催されていた。私はこのマーケットが好きであった。地元の食材や民芸品、フードトラックやカフェ、バー、ハンドメイドのアクセサリーや洋服、手作りのお店などが軒を連ねる。週末だけは何気ない通りが一気に活気付くのである。なので多くの学生は一人暮らしや寮暮らしのため、バイトなどはせずに、勉強と食事の自炊、スーパーなどの買い出しに時間を使っていた。ホームステイは勉強とホストファミリーとの食事や、その家での予定などを週末に楽しんでいた。

タイレストランの卒業

そんな生活の中、約半年働かせていただいていた強気な女性タイ人オーナーのレストランをいよいよ卒業する日が来た。私はこのお店や、スタッフが大好きであった。確かに仕事に対してとてもとても厳しいオーナーであったが、こちらが真剣に仕事に向き合っていればとてもとても理解があった。ある仕事帰りに、私がこのお店が始まって以来初めての日本人だったらしく、オーナーにこんな嬉しい事を言ってもらえたのが、とても印象に残っている。

オーナー『日本人はみんなあんたみたいに働き者なのか??』

わて『いや人によりますよ!何でですか?』

オーナー『いや初めて日本人を雇ってみて、今までタイ人と中国人だけ見てきたから初めて日本人のあんたと働いて、タイと中国ももっと頑張らないとと思ったからさ。あんたはよく働くねぇ』

わて『ありがとうございます。いくら働き者でも雇ってもらえなければ仕事も出来なかったので、私はあなたにとても感謝しています。何よりスタッフの誰よりも働くあなたの元で働けてとても楽しかったし、幸せでした。』と伝えた。

オーナーは特に何も言わずに微笑んでいた。

レストランの仕事最終日、スタッフそれぞれから、その日休みのスタッフまで来てくれてメッセージの寄せ書きと写真をもらった。本当に出逢いに恵まれていると感じた。

オーストラリアにある、小さな島のタスマニア、その州都ホバートにあるタイレストラン、沢山のタイ人と、沢山の中国人と、たった1人の日本人皿洗いの奮闘記は一旦ここまで。

オーナー大変お世話になりました。次回は語学学校の卒業。そしていよいよオーストラリア本土縦断の旅が始まる。

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