出会えた奇跡!少しだけハネムーンにお邪魔します
今回はちょっとだけ旅の息抜きタイムということで。(いつも息抜きみたいなもんやろがいっ!)
この時のわては日本を離れて8ヶ月ほど。この時代の通信手段は今と違い国際電話、インターネットを使ったメール、手紙という全てとても時間と、手間のかかるものでした。(アナログってやつね!)だからどこの国、街でもたくさんのネットカフェがあり、みんなそれぞれパソコンを使って自国とのメールや画像編集、写真をデータに移したりしていた。
今は信じられないが、それが普通の時代にいると不便と感じない。比べる対象がないからだ。そんなことよりもここタイに来る前、バリにいる時から日本にいる友人からメールが来ており、丁度新婚旅行でタイのバンコクに5月ごろに来る予定だという。その頃にわてはどこにいるのか?と、正直分からなかったが、頭の片隅に入れていた。そしてバンコクが近くなるにつれて友人の日にちがはっきりと決まり、その頃タイに居たら会おうと言っていた。そして気付けばほぼ同時期にタイのバンコクにお互いいることになったのだ。現在のようにスマホで瞬時に連絡が取り合えるわけではないので、会うとしても事前に日時や時間、場所などをメールでやり取りし決めておかないと絶対会えないと思っていた。それくらい人も多いし、街は広い、新婚旅行なのに変に時間を割いてしまっても申し訳ないと思っていた。例えば吉祥寺に同じ日にいるとして、何も決めずに出会える確率そんなことを考えながら早朝のカオサン近辺の交差点で赤信号を待っていたら、向こう側で信号を待つ今時の日本人風カップルが目に入った。
友人夫婦と久しぶりの再会 in バンコク
青信号なり少しづつ距離が近くなるにつれて、見覚えのある顔が見え、確信に変わり小走りに近寄ってがっしりとこの奇跡的な再会をお互い喜んだ。聞けば友人たちの泊まっている綺麗なホテルはカオサンより少し離れたスクンビット通り周辺にあるとのこと。わてがカオサンに泊まっていると知り、物見がてらわざわざ来てくれたのだ。それにしてもこんなに早く会えるなんて、久しぶりの顔馴染みに旅の緊張も和らぎ、たくさん話をした。兎に角2人のこれからのスケジュールを聞いてお邪魔にならない程度にしばらく行動を共にすることになった。2人は2日間バンコクに滞在し、その後にプーケット、ピピなどのリゾート地へ行くというので、今夜はバンコクのナイトマーケットに一緒に行くことになった。本当に嬉しかったなぁこの時は。2人の仲の良い、幸せそうな笑顔も嬉しかった。昼過ぎに一度別れてまた夕方、時間と場所を決めて合流することにした。今度はもう必ず会える。最初がかなり難しいだけなのだ。そして2人と食事をしていて気づいたが、屋台飯だろうが、レストランだろうが、色々な近況報告や、これからの話をしたり、昔話で笑ったりしていた。そんな時のご飯や空間、音楽や雑音、騒音に至るまで街の屋台のパイプ椅子であろうが過ごす時間は本当に楽しく、美味しく感じ、過ぎるのが早く感じる。人は一生を誰と過ごすか、何をして過ごすか、この時のわて、つまり将来を何も決めていないで各国を流れに身を任せて漂う無職の25歳日本人の若造の心に強く刻まれていた。友人はしっかり働き、自立し、結婚までして今後に輝きや自信、熱意を持ってここにいる。そこで全くその辺りに劣等感や羨ましさを持たないでいられるわてだからバックパッカーをやっていられるんだなとも思った。人は人の人生があり、わてにはわての人生がある。正解も不正解もない。
さぁ!ナイトマーケットに行こう!(いや!まだ行ってなかったんかいっ!!)
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